西谷時雨坂に面した御廟所への入り口(ここが出発点)
御廟所拝殿で、大聖人に登山の無事を祈願します
南天山の水。
飲めます。
かつて、西谷には、西谷檀林と呼ばれる僧侶のための学問所がありました。今、その場所には記念の石碑が立っています。石碑のそばには、現在、日蓮宗の信行道場が立っていて、日蓮宗の僧侶(教師)になる方は必ず、ここで三十五日間の修行をします。
洗心洞と呼ばれる隧道(トンネル)を潜ります。心が清くない人には恐ろしいものが見えるかもしれません。
洗心洞を越えると、川沿いに洗心苑と呼ばれる遊歩公園が整備されています。川原には運がよければ、きれいな鳥たちも見ることができます。
道の左側少し奥まったところに馬頭観音様がお祀りされています。必ず手を合わせてください。
妙石坊の入り口。ここから登り始めます。
妙石坊は七面大明神得度の霊場として知られ、多くの人々の信仰を集めています。
妙石坊の境内
妙石坊の名前の由来にもなっている高座石。大聖人がこの石の上で御説法をされたとの伝承が残ります。
妙石坊の裏側に続く道を登ると、二股に分かれていて、左に行くと願満社に登っていけます。右が身延山に至る本道です。
このような道案内の立て札がところどころに立っていて、道を教えてくれます。
途中、ところどころで視界が開けている場所があり、そこからは、鷹取山や他の山々が望めます。
松壽庵上り口
大聖人衣掛けの霊場です。ぜひ、お参りください。トイレもあります。
松壽庵の奥に続く道を更に進みます。
山道の途中には何箇所か水が岩から沸いている場所があります。
山内では、多くの高山植物に出会うことができます。
足元にそっと咲く花にも目を留めるゆとりを大切にしたいものです。
小さな花たちはこの山を登られた日蓮大聖人のお心もきっと慰めたに違いありません。
天然記念物の千本杉
願満社に通じる道があるのですが、今は橋が壊れていて不通になっています。
追分・感井坊。身延山奥の院への道と赤沢を通って七面山に向かう道の分岐点です。
感井坊にある道案内の立て札。ここまでくればもう一息。
日本山妙法寺ご開山、藤井日達上人(1885~1985)の『思親閣』の石碑が立っています。藤井日達上人は、世界立正平和を訴えて世界各地を唱題行脚され、世界中に、日蓮大聖人の教えを広められました。もう少しで山頂です。がんばって。
更に少し歩くと七面山拝礼所の石碑が立っています。晴れた日には七面山がくっきりと見えます。
海抜1153メートル、身延山の山頂です。お疲れ様でした。
晴れた日には富士山が見えます。およそ750年前、日蓮大聖人もご覧になった霊峰富士です。
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